機嫌や体調によって、Ps-f(心理的フィルタ)は変化します。
機嫌や体調が良いときは普段より受け入れる許容範囲が広がり、機嫌や体調が悪いときは許容範囲が狭くなる。
というのは、経験的にお分かりだと思います。
頼みごとをするとき
人にお願いごとをするときに、ご機嫌を伺いタイミングを見計らうことをしたことがあると思います。
私にもあります。
お勤め時代、隣に座る先輩に質問や報告をするのは、先輩のご機嫌が良さそうなときを選んでいました。
隣に座っているので、先輩が電話で話している声や仕事をしている様子から、常にご機嫌を伺っていました。
その読みが当たっていたかどうかは定かではありませんし、そもそも機嫌が悪いときなんてなかったのかもしれません。
取り越し苦労だった可能性が大きいですね。
頼まれごとをするとき
逆に、同じ頼まれごとでも、機嫌が良いときには引き受けて、機嫌が悪いときには断わってしまった、ということがあると思います。
心と身体の関係を応用する
心と体は密接につながっています。
機嫌が良いときは、体も調子良く感じがちです。
機嫌が悪いと、体が重く感じられがちです。
逆も真なりで、体の調子が良いときには、機嫌も良い傾向にあります。
体の調子が悪いと、機嫌がふさぎ込みがちになります。
このことを利用して、
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相手の体にアプローチして(姿勢を変えさせる、動作を変えさせるなど)
↓
心を動かし
↓
機嫌を良いほうに導く
ことができます。
感情(気分)が良いときには、ちょっとしたことでもポジティブに受け止めがちです。
そうではないときは、ネガティブになりがちです。
体調によっても同じことが言えると思います。
感情や体調がPs-f(心理的フィルタ)を形成する要因になっているということです。