- 「コミュニケーションが苦手だ。」
- 「なるべく人とのコミュニケーションは避けてきた。」
- 「コミュニケーション能力に自信がない。」
という人に多いのが、
- 「初対面の人との会話中の沈黙が気まずい。」
- 「それほど親しくない人との会話がうまくできない。」
- 「雑談ができない。」
という不安を感じているパターンです。
以前の私も同じように感じていましたので、よく分かります。
ただ、あることに気づいてから、あまり不安になったり、気まずい思いをしたりということがなくなりました。
その、あることとは・・・
状況を俯瞰してみよう
まずここで考えてみたいのは、
- 「相手がコミュニケーションに自信がある場合。」
と
「相手もコミュニケーションに自信がない場合。」
です。
相手がコミュニケーションに自信がある場合
まず、相手がコミュニケーションに自信がある場合は、
- 「相手が話をしてくれます。」
- 「相手が話をしてくれます。」
- 「相手が話をしてくれます。」
大事なことなのに、忘れがちなので3回書きました。
だから基本、相手に任せておけば大丈夫です。
相槌と質問に答えることさえできていれば、場はもちます。
注意することがあるとすれば・・・
自分がコミュニケーションが苦手・自信がないことを気にし過ぎないことです。
気にし過ぎるということは、自分に意識が向きすぎているということです。
「次に何を話そう。」
とか、
「コミュニケーション能力がないと思われるんじゃないか。」
とか、考え過ぎているということです。
それでは、相手の話を聞くことがおろそかになってしまい、うまく相槌を打ったり、質問に答えたりすることができません。
それでは、せっかく相手が話してくれているのに、話す気持ちを奪ってしまいます。
ということなので、相手がコミュニケーションが得意・自信がある場合は、
「相手に任せる。」
「自分に意識を向け過ぎずに、相手や話に意識を向ける。」
と良いでしょう。
すると気になるのは、相手もコミュニケーションに自信がない場合ですよね。
相手もコミュニケーションに自信がない場合
この場合、だいたい
- 沈黙が続く。
- 気まずい空気が流れる。
- 話が盛り上がらない。
ということになります。
ここで考えておきたいのは、その状況を作り出しているのは、あなた一人だけではないということです。
もしかしたら、
- 相手は話をしなくても良いと思っている。
- 話をしたくないと思っている。
- その状況を心地よく感じている。
のかもしれません。
それならば、あなた一人がその状況の責任を感じる必要はありません。
また、会話中の沈黙に意味があることがあります。
それは、
「考えている・感じている時間。」
ということです。
この場合、あなたががんばって話したとしても、ただ邪魔になってしまいます。
そのときは、沈黙が必要なのです。
そういうことなので、あなた一人が気まずい空気の責任を背負い込むことはないのです。
今後、
- 沈黙が続く。
- 気まずい空気が流れる。
- 話が盛り上がらない。
と感じる状況になってしまったら、
「あ、この人も私と同じように、コミュニケーションが苦手なんだな。」
と仲間意識を持ってしまいましょう。
「今は、沈黙が必要な時間なんだな。」
と考えるようにしましょう。
そうすることで・・・
気持ちが焦らず、落ち着いて、その場にいることができるようになるでしょう。
ということなので、相手もコミュニケーションに自信がない場合は、
「仲間意識を持つ。」
と良いでしょう。
そうも言っていられないときは?
とはいえ、
相手がお客様・取引先で、あなたがその場をリードしなければいけない立場の場合には、そんなことも言っていられないかもしれません。
そんな場合へのアドバイスがあるとしたら、
「意識を自分にではなく、相手や外に向けてみる。」
ことです。
- 「相手は今、この場をどう感じているだろうか?」
(あなたのことをどう思っているだろう? ではなく) - 「相手が興味あることってなんだろうか?」
もっと細かいことで言えば、
- 「今日、この人はどうやってここまで来たのだろうか?」
- 「あぁ、今日は天気がいいなぁ。こんな日は出かけたいな。」
などと考えてみるのです。
そうして考えたことを話題にしても良いと思います。
自分に意識を向けて不安になっていると・・・
- その空気がその場に滲み出る。
- 滲み出た不安を相手が感じる。
- それが心理的な壁を作る原因になってしまう。
- 相手も話をしにくくなる。
ということになってしまいます。
そうならないためにも、相手や外に意識を向けるようにすると良いでしょう。
まとめ
コミュニケーションに自信がないと思っていたとしても、あまりそのことを気にし過ぎることはありません。
それよりも、相手や外に意識を向けるようにすることが大切です。