同じ言葉を使っていても、違う意味やイメージが伝わってしまうことことがあります。
このことを理解していただくために、ぜひあなたにも以下のワークをやってみていていただきたいのです。
ワークの説明
次に挙げる単語から連想する単語を、10 個ずつ書き出してください。
「雨」
「旅行」
それぞれについて連想する単語を、10 個ずつ(計 20 個)です。
記事の最後に、私が書き出したものを載せておきますので、あなたの10個と比較して、どれだけ同じで、どれだけ違うかを確認してみてください。
あるグループの結果
下記は以前、私のセミナーで参加者6人でこのワークを行ってもらったときの結果です。
もし、6人全員が同じ 10 個の言葉を書き出していれば、全部で 10 個の言葉が出てきているはずです。
もし、6人全員が全く被らずに、違う 10 個の言葉を書き出していれば、6人 × 10 個で、全部で 60 個の言葉が出てきていることになります。
さて、結果はどうだったでしょうか?
結果を予想してから見てみてください。
そして、あなたが書き出した 10 個の言葉は、いくつ出てきているでしょうか?
結果発表
「雨」から連想する言葉
ご覧のとおり、6人全員が一致した言葉はありませんでした。
出てきた言葉の総数は、42 個でした。
「旅行」から連想する言葉
ご覧の通り、6人全員が一致した言葉も、5人が一致した言葉もありませんでした。
出てきた言葉の総数は、48 個になりました。
結果まとめ
この結果は、とある職場で行ったセミナーでの結果です。
初めて会った方々のグループではありません。
「類は友を呼ぶ」
と言いますが、同じ職場の人たちに、それほど大きな違いがあるとは思えません。
それでも、このような結果になるのです。
全員が一致して連想する単語がなかったというのは、ちょっと驚きですね。
参加者の一人は、
「いつも一緒に仕事をしているのに、いろんな考えの人がいることが分かった。」
と感想を聞かせてくださいました。
初めて会った相手や普段違う環境で過ごしている相手の場合は、もっと多様性のある結果になったのではないでしょうか?
この結果を面白いと思われたら、あなたも機会を使って、職場内や家族・友人などともやってみてください。
最後に
私が挙げた 10 個を載せておきます。
あなたの 10 個と比べてどうですか?
同じものはいくつありましたか?
まとめ
このように同じ言葉から、人それぞれ違うことをイメージすることが分かりました。
これが、「連想のフィルタ」になるのです。